グァテマラの民族衣装

 グァテマラは民族衣装で有名だが、民族衣装が見るのが好きな私は、「トドスサントス・クチュマタン」というところへ6年ぶりに行きました。その町では、ほとんどの男性が今でも民族衣装を着ています。6年前に行った際、衣装を見ているだけでわくわくしたので、今回はその衣装を買って帰ろう、そう思い足を運びました。
 町にある店をぶらぶら見てみましたが、意外と高く、購入を諦めました。ゲストハウスに戻りそんな話をすると、何とオーナーの古い服を売ってくれるということで、見せてもらいました。でも残念ながら、持ち合わせのお金が足らず、また、持ち帰るのもかなり重たいということが気になり、買わずに町を去りました。
 ところが後から、せっかくここまで来たのに、なぜ買わなかったのだろう、と悔やみ始めました。もう忘れようと思っていたのですが、メキシコへと国境を越えた後になって、急に、もう一度戻って衣装を買おうと決めました。「日本に戻ってしまったら、もうこんなグァテマラの山の奥地まで、めったに来る機会はない。今、メキシコまで来てしまったが、今から戻る方がまだ近い。お金や時間を惜しんで、欲しかった民族衣装を買うのを諦めてしまうなんて。やりたいことは、悔いのない様にしておかないと。」そんなことを考えながら、一旦入国したメキシコを又出て、グァテマラへと戻りました。丸一日かけて再度「トドスサントス・クチュマタン」へ。交通費と3日間の時間を、衣装を買うためだけに費やしました。衣装を買って何をするという訳でもない、ただ、手元においておきたい、それだけの理由です。でも、この衣装を買うに当たって、数日間も悩んだ、そのことは一生忘れません。また、そのことがきっかけで、その直後に人生のある決断をできました。「めったにない機会を逃してしまって、後で悔いのないように」、私の教訓です。

画像

画像


画像

画像